「マンガ」

積読崩し。
もっとはやく読んで映画観に行けばよかったと後悔。
ヒューゴー賞というのも納得。
ヒーローのあり方について徹底的に追求しつつ
優れた歴史改変ものでもある素晴らしい作品。
1人のスーパーヒーローによって東西のバランスが崩れて
アメリカがヴェトナム戦争に勝っちゃうんだもんなあ。
おいおい、調子に乗るなよ、ニクソン

鏡の影 佐藤亜紀

鏡の影 (講談社文庫)

鏡の影 (講談社文庫)

前々から読みたかったので文庫での復刊が嬉しい。
正直最後の展開がよくわからなかったけど、
濃密な文章を楽しめたので満足。
16世紀のヨーロッパって胡散臭くていいなあ。

チキタ・gugu 1 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

チキタ・gugu 1 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

チキタ・gugu 2 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

チキタ・gugu 2 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

チキタ・gugu 3 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

チキタ・gugu 3 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

チキタ★GUGU (4) (ソノラマコミックス―眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

チキタ★GUGU (4) (ソノラマコミックス―眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

チキタ・gugu 5 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

チキタ・gugu 5 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

「カルバニア物語」を11巻まで読み終わったのはいいが、
12巻が約2年間たっても出ていないことを知り愕然とする。
そんなわけでTONOの他の作品に手を出してみようと読み始めたら
これがおもしろすぎるんだよ。
カルバニア物語でも若干片鱗はあったけど割とえげつないことを描いてきて、
この絵でこんなことをするのかと戸惑う。
ハートフルだけど作者の突き放した視点も感じるんだよなあ。
高橋葉介*1津原泰水*2を連想した。
全8巻で完結しているらしいので最後まで読んでいこうと思う。
あと調べてみたら第7回Sense of Gender賞特別賞だった。

*1:それほど描き込みのない画風

*2:食と幻想風味のホラーということであのシリーズを

旅のラゴス 筒井康隆

旅のラゴス (徳間文庫)

旅のラゴス (徳間文庫)

筒井をあまり読んでこなかったので*1
こんな直球の(かつおもしろい)SF作品があったことにびっくり。
鏡明の解説にも書いてあったけど
「王国への道」から方向性が変わって格段とおもしろくなった。

*1:「大いなる助走」や「朝のガスパール」のようなゲラゲラ笑う皮肉的なものを読んでいた。七瀬三部作は微妙。

騎士は恋情の血を流す    The Cavalier Bleeds For The Blood

騎士は恋情の血を流す The Cavalier Bleeds For The Blood

今年の上遠野は素晴らしい*1
ラストは上遠野らしさ全開。
でもしずるさんパートいらないじゃん。

*1:ヴァルプルギスは連載をまとめたものだが気にすんな

ぼくらは知っている、この数年後にマフティー動乱があることを……
きれいにまとめているけれど、このオチは……
もやもやする。おれと福井のガンダム観は合わないらしい。
アニメは楽しみだけどなあ。
ちなみにダグザが好きです。

あなたのための物語 長谷敏司

あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

褒めたいんだけど言葉が見つからないんだよ。