ついに成田良悟作品の最強キャラが決定

買ったまま忘れていた。
所沢を舞台にした短編集。
世界観に制約がないので何でもあり。
今回のメインはヒーローものですね。
悪の組織の雑魚戦闘員に最強キャラが紛れ込んでいるという「37564人目の悲劇」の発想がおもしろい。
そして、今までの短編を繋ぎ合せる「柏木クロスの真っ赤な死」はひたすら熱い。
成田良悟のテンションの高さがいつも通り発揮されていますね。

適当に追記

・としれじぇ2
都市伝説を題材にしたもので今回はタクシーの客を扱っている(どちらかというと怪談)。
成田良悟の作品によくあることで、
余裕のあった登場人物に予想外の展開が起こって、慌てふためくのというのがある。
この短編もとある登場人物にそういったことが起こる。
しかも、その予想外の展開とともに、
話がまったく別のものに変わってしまうというこのシリーズだから許されるもの。
・THE DON'T OF THE DEAD
ゾンビ物。
当然おどろおどろしい雰囲気とは無縁のアクション物になっている。
仕掛け的なものには少し納得できないところがあるけど、
勢いがあるから、まぁいいや。
お姉さんはいい人です。