恩田陸
木曜組曲」の読書会以来全く手をつけていなかった。
周囲(一部)の人たちの恩田陸に対する評価が微妙だったからだ。
今回「木曜組曲」を再読する機会を得たので、ついでに他の作品も読んでみることにした。
・三月は深き紅の渕を
素晴らしかった。
架空の本について、ここまで語れるとは。
特に第三章「虹と雲と鳥と」はミステリとして好きだ。
それぞれの中篇のゆるやかなつながりが良い。
・麦の海に沈む果実
これはもしかして恩田陸が書いたから許されたようなものだろうか?
14章までは雰囲気が好きなのだが。
15章と終章がなぁ。
つまりこういうのが恩田陸の微妙な評価につながるのか。


というわけで、はやく「木曜組曲」を読まなくては。
時間がないなぁ。