人類は衰退しました (ガガガ文庫)

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

人間関係は割とラノベの中では重要な部分だけど、
この作品には皆無に等しい。
世界観はよくできていると思うけど、
それを売りにするほどのものではない。
ことごとく、ラノベ要素を外しているけれど、ラノベなんだよな。
柔らかい語り口のせいもあるけれど。
要するに妖精さんを楽しく観察しましょうということ。
二つの短編というふうに読んだけど、
密度を濃くして、もう何編か増やしてほしいなぁ。
物足りないというか、もっと読みたい。
でもボクが期待してしまうのは、妖精さんの先にある衰退の理由なんだろうなぁ。
世界の真実に迫ってほしいと願うのはラノベ読みの性かな。