■
- 作者: ラリイ・ニーヴン,小隅黎
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1979/01
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 54回
- この商品を含むブログ (32件) を見る
以下おもしろかったもの。
「時は分かれて果てもなく」
並行宇宙で生きるということ。
「路傍の神」
なぜ少年をみて驚いたのか。結末で提示される比喩めいたものは印象深い。
「終末も遠くない」
SFではなくてファンタジー。
積読の「魔法の国よ永遠なれ」と同じ世界観らしい。
剣士と魔法使いの対決。
一番完成度が高い。
「未完成短篇 一番」「未完成短篇 二番」
ショートショート?二番はたった一行しかない。
「スーパーマンの子孫存続に関する考察」
小説というよりエッセイ。
スーパーマンが人間との間に子を成すには並々ならぬ努力が必要。
スーパーマンの抱擁は相手の肉体を押しつぶすし、射精は相手の体を中から突き破る。
てか異種交姦だな。
「脳細胞の体操――テレポーテーションの理論と実際――」
これもエッセイ。
「虎よ!虎よ!」について取り上げられていた。
「タイム・トラベルの理論と実際」
これまたエッセイ。
散々論を展開しておいて最終的には「タイム・トラベルも過去の変更も認められるならば、この宇宙には、タイム・マシンは発明されないだろう」とはねぇ。
「マンホールのふたに塗られたチョコレートについてきみには何が言えるか?」
アダムとイブについての考察。