火星夜想曲 イアン・マクドナルド

火星夜想曲 (ハヤカワ文庫SF)

火星夜想曲 (ハヤカワ文庫SF)

この1冊でやっとSFを100冊読んだことになる。え、まだ100冊?
本当は夏休み中に達成するはずの目標がやけに延びてしまった。
傑作。ゆっくりと少しずつ味わいながら読んだ。
この作家の作品て何であまり翻訳されてないんだ?
百年の孤独」や「ドグラマグラ」、さらに「狂人の部屋」でもいい。こういう結末を用意する物語は何で先があるわけでも行き止まりでもなくループしようとするんだろ。
1冊の本に収束させて繰り返すという円環のイメージは好きだけど。