夏草の記憶 T・H・クック

夏草の記憶 (文春文庫)

道尾秀介が好きな作品。

素晴らしい。
こういう「隣の家の少女」や「ガラスのなかの少女」、「ボトムズ」のような青春ものは好きだ。
「背の眼」や「躯の爪」「シャドウ」のような裁ききれない者をどうするのか。
それでも生きていくしかないわけだけど、道尾の作品のあれとあれは死を選んでいるんだよね。