カンタン刑 式貴士

カンタン刑 式貴士 怪奇小説コレクション (光文社文庫)

カンタン刑 式貴士 怪奇小説コレクション (光文社文庫)

もう少しSF的なものを予想していたけど、エログロのホラーだった。
解説によると怪奇色の強い短篇を選んだらしい。
ほぼ全篇に共通するグロテスクな描写は文章がうまいだけに性質が悪い。
表題作は気持ち悪いけど、この話は世にも奇妙な物語で観た覚えがある。
好きな短篇は「首吊り三味線」と「鉄輪の舞」かな。
前者については猫好きが読めばいんじゃね。
逆説的にいかに自分が猫好きかがわかるんじゃないかな。
後者は心理描写が好きかな。