鳥の歌いまは絶え ケイト・ウイルヘルム

鳥の歌いまは絶え (1982年) (サンリオSF文庫)

鳥の歌いまは絶え (1982年) (サンリオSF文庫)

素晴らしい。
静謐さ漂うきれいな物語。
それでいて時おり、残酷さがにじみ出てくる。

ウイルヘルムは一方で豊かなヒューマニズムの流れを物語に通しながら、一方で人間というものをタンパク質の運動としかみていない。
解説より

訳も良かった。
そしてウイルヘルムはデーモン・ナイトの妻だということに驚いた。