悪魔の涎・追い求める男 コルタサル

素晴らしかった。さすがは短篇の名手。
前半の4篇の幻想と現実が入り乱れる話よりも、後半の短篇が良かった。
「追い求める男」
幻想的な雰囲気の短篇が多い中でこれは天才を扱った普通の小説。
音楽つながりで「バロック協奏曲」を再読したくなった。
全く内容は違うけどね。
「南部高速道路」
バラードのテクノロジー三部作を思い出した。
「正午の島」
島に思いを馳せる男の話。結末が……