テンペスト 池上永一

テンペスト 上 若夏の巻

テンペスト 上 若夏の巻

テンペスト 下 花風の巻

テンペスト 下 花風の巻

幕末が舞台だとしてファンタジーでも歴史ものでも外来語が使われるのは
せっかくの雰囲気が台無しだよなと思っていたけど、
テンペスト」に関してはそんなことはない。
この物語に荘厳さや重厚さなんていらなかった。
その分息もつかせぬ展開を推し進めてくれるスピード感があった。
一度読み始めたら途中ではやめられない
次から次へと打ち上げられる花火のような豪華絢爛な小説だった。