パヴァーヌ キース・ロバーツ

パヴァーヌ

パヴァーヌ

素晴らしい。エリザベス女王が暗殺されカトリックに支配されてしまったイギリスを舞台にして描かれる市井の生活。連作短篇のかたちをとっていて、どの話も美しい情景描写でありながらどこか切ない。そして終楽章では斬新ではないけれど、この小説が一筋縄ではいかないことがわかる。